「システム建築」販売に力 大規模な倉庫や工場 工期短縮、コストも削減

総合建設業の丸昇彦坂建設(豊橋市大崎町、彦坂昇二社長)は、大規模な倉庫や工場、店舗を早く、安くつくれる「システム建築」の販売に力を入れている。

横河システム建築(本社・千葉県)が開発した工法。施設の大きさに関わらず基本構造が同じで、骨組みとなる柱や梁(はり)、屋根組など在庫をあらかじめ用意することができる。また、現場でのボルト接合や役物類を標準化することでスピードアップと確かな施工精度が得られる。

横河システム建築の親会社は、橋梁(きょうりょう)で実績のある横河ブリッジ。橋梁の技術を生かし、部材を必要最小限の大きさに抑えたため、価格を抑えることに成功した。

また柱の間隔を最大で60㍍確保できることも特徴。柱が少なることで、大規模な施設でスペースを有効に活用できる。

同社では「価格は従来の鉄骨に比べて2割ほど安く、工期も1000平方㍍ほどの物件なら5カ月ほどかかるが、1カ月は短縮できる」とし、「コスト削減を実現しながら、使い勝手の良い倉庫や工場がつくれますよ」とPRする。

問合せは同社(0532-25-4525)へ。