無柱60㍍を可能に 丸昇彦坂建設が新工法 大空間で低コスト

総合建設業の丸昇彦坂建設(豊橋市大崎町、彦坂昇二社長)は、横河システム建築(千葉県船橋市)の建築工法を導入し今月初旬、豊橋市明海町に倉庫を完成させた。システム建築は、目的や用途に応じてフレキシブルに対応できるオーダーメイド感覚の工法で、大空間、短納期、低コストなどメリットも多く、幅広い要望に応えられる。

同工法の特色は最大無柱スパン60㍍のフレーム。橋げたなどの鋼材と同等の高張力材を使用、高強度構造をコンピューターで算出しているため、無柱60㍍を可能とした。

次いで、短納期で低コスト。物件ごとに最適断面を設定、屋根、母屋、フレームが一体化した合理的な構造設計。さらに、現場でのボルト接合をすべて標準化し、工事のスピードアップを図っている。

このほか、要望、用途に応じてフレキシブルぶ対応できる自由設計であるほか、太陽光発電システムなどの環境対応も可能。

同社では、東三河を中心に施工実績を積んでいるが、さらに拡大発展させることを目指している。