柱少なく広々と利用 丸昇彦坂建設が新倉庫

丸昇彦坂建設(豊橋市大崎町、彦坂昇二社長)は、豊橋市神野西町に完成させた物流倉庫の見学会を18日まで開いている。倉庫内の柱が少ない構造に関心が寄せられているようだ。

この倉庫は、豊橋埠頭(同市神野ふ頭町)の新築で、丸昇彦坂建設が横河システム建築(本社・千葉県船橋市)と手がけた。鉄骨平屋造りで、高さ約10㍍、縦横の最長部は、約150㍍×約50㍍。面積約7200平方㍍。

特徴は、鉄骨の構造に横河独自の強度を出す工夫があり、60㍍までの間隔なら、中に柱を入れなくても強度が保てるという。荷物のレイアウトや倉庫内でのフォークリフトが動きやすいなどメリットがある。

工場で加工した部資材を建築現場に運んで組み立てる「システム工法」の採用で、従来工法と比べ、建築コストと工期を1割から2割削減できるという。建築技術の評価機関である日本建築センターの部資材に関する一般評定を取得したため「建築確認期間も短縮される」(横河)。

丸昇彦坂建設では、今後もこの工法を取り入れた倉庫建設を提案していく。

問い合わせは同社=電話0532-25-4525=へ。